マスコンクリート施工時の問題点であるセメントの水和熟による温度応力、及び温度ひび割れについての解析を行い、技術提供することにより工事の品質向上に貢献していきます。
※特殊技術のため対応できるスタッフは少数です。また、標準的には成果提出までに2~3週間程度の時間を要します(構造物の形状・解析条件等により異なります)。先着順となりますので、工事受注後早急にご依頼されることをお勧めいたします。
マスコンクリートの温度応力解析を行う目的として第1に「構造物の品質確保」があります。その他には、「ひび割れ発生原因究明」、「特記仕様書などに明記されている」などが挙げられます。また、最近では総合評価方式などの入札制度が採用されるようになり技術力も評価されるため事前に温度解析検討を行い、その解析結果に基づき施工を行うといったケースも増えてきています。
[土木工事共通仕様書より]
現在のところ、解析と現場との一致度は50%程度という報告もあり、必ずしも解析が正しいわけではありませんが、コンクリートの品質を意識して施工を行うことは重要であると考えます。
温度応力解析を行うことにより以下の内容が分かります。
以上の解析結果より以下のような対策工法を検討できます。
データ入力 |
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解析 |
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結果 |
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条件に応じた検討 |
検討内容 |
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計算機の能力向上と普及により3次元による解析事例も多くなっており、現在では、3次元による解析が標準となっています。どちらにも長所・短所があり状況に応じて使い分ける必要があります。
●2次元モデル
① 計算時間が短く費用が安くなります。*2次元では一般にCP法が用いられますが、これは解析領域に対して垂直面の応力が計算されるため、温度解析で用いたモデル(メッシュ)で応力解析が行えます。その他にも、引張応力と温度勾配が同一方向に卓越するような場合は平面応力による2次元モデルで解析できます。
●3次元モデル
① 実際の状況に近いモデルで解析を行うため2次元と比較すると精度は良くなります。*2022年制定コンクリート標準示方書[設計編]より
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