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温度応力解析業務内容

マスコンクリート施工時の問題点であるセメントの水和熟による温度応力、及び温度ひび割れについての解析を行い、技術提供することにより工事の品質向上に貢献していきます。


マスコンクリートの対応は万全ですか?

マスコンクリートの施工に、温度応力および温度ひび割れに対する検討が義務付けられている(国土交通省)ことをあなたは十分認識していますか?マスコンクリート温度応力解析に関する詳しい情報を必要とする方は、今すぐ当社にご相談なさることをお勧めいたします。→お問い合わせ

特殊技術のため対応できるスタッフは少数です。また、標準的には成果提出までに7日間程度の時間を要します(構造物の形状・解析条件等により異なります)。不休で対応しておりますが、先着順となりますので、工事受注後早急にご依頼されることをお勧めいたします。

 

マスコンクリート温度応力解析を何故行うのか?

マスコン温度応力解析を行う目的として第1に「構造物の品質確保」があります。その他には、「ひび割れ発生原因究明」、「特記仕様書などに明記されている」などが挙げられます。また、最近では総合評価方式などの入札制度が採用されるようになり技術力も評価されるため事前に温度解析検討を行い、その解析結果に基づき施工を行うといったケースも増えてきています。

●マスコンクリート
  1. 請負者は、マスコンクリートの施工にあたって、事前にセメントの水和熱による温度応力および温度ひび割れに対する十分な検討を行わなければならない。
  2. 請負者は、温度ひび割れに関する検討結果に基づき、打ち込み区画の大きさ、リフト高さ、継目の位置および構造、打込み時間間隔を設定しなければならない。
  3. 請負者は、あらかじめ計画した温度を超えて打込みを行ってはならない。

  4. 請負者は、養生にあたって、温度ひび割れ制御が計画どおりに行えるようコンクリート温度を制御しなければならない。
  5. 請負者は、温度ひび割れに制御が適切に行えるよう、型枠の材料および構造を選定するとともに、型枠を適切な期間在置しなければならない。

[土木工事共通仕様書より]

現在のところ、解析と現場との一致度は50%程度という報告もあり、必ずしも解析が正しいわけではありませんが、コンクリートの品質を意識して施工を行うことは重要であると考えます。

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温度応力解析から何が分かってどう活用できるのか?

温度応力解析を行うことにより以下の内容が分かります。
  • ひび割れ発生確率
  • コンクリート内部の最高温度、応力、ひずみ
  • おおよそのひび割れ発生箇所、発生時期
  • 貫通ひび割れか表面ひび割れかの予測  など
  • 以上の解析結果より以下のような対策工法を検討できます。

  • リフト高さ、打設間隔などの打設計画
  • ひび割れ誘発目地の検討
  • 膨張材、低熱セメントの検討  など
  •  

    業務の流れ

    データ入力
       
     

    メッシュ作成

    リフトスケジュール
    打設割図
    物性値条件設定

    〈コンクリート物性〉
  • 熱伝導率
  • 比熱
  • ポアソン比
  • 線膨張係数
  • ヤング係数
  • 引張強度
  • 圧縮強度
  • 初期温度
  • 断熱温度上昇特性
  • 〈地盤物性〉
  • 熱伝導率
  • 比熱
  • ポアソン比
  • 線膨張係数
  • ヤング係数
  • 引張強度
  • 圧縮強度
  • 初期温度
  • 熱伝達境界設定
    外気温度
    温度固定境界設定

    解析ステップ設定

    解析
       
       
       
       
    条件に応じた検討
       

       
    検討内容
       
    ひび割れ対策の効果レベル
  • 打設高の検討
  • 型枠材料の検討
  • 養生方法の検討
  • 単位セメント量の低減
  • 高性能AE減水剤の使用
  •  
  • 打設間隔の検討
  • 打設区画の検討
  • 膨張材の使用
  •  
  • 発熱量の少ないセメントの検討
  • 低熱セメント
  • 中庸熱セメント
  • パイプクーリングの検討
  • プレークーリングの検討
  • ひび割れ誘発目地の検討
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    2次元と3次元のちがい

    計算機の能力向上と普及により3次元による解析事例も多くなっており、現在では、2次元による解析と同割合の適用となっています。どちらにも長所・短所があり状況に応じて使い分ける必要があります。

    ●2次元モデル

    ① 計算時間が短く費用が安くなります。
    ② 複雑な形状の構造物等には適しません。

    *2次元では一般にCP法が用いられますが、これは解析領域に対して垂直面の応力が計算されるため、温度解析で用いたモデル(メッシュ)で応力解析が行えます。その他にも、引張応力と温度勾配が同一方向に卓越するような場合は平面応力による2次元モデルで解析できます。

    CP法解説図

    ●3次元モデル

    ① 実際の状況に近いモデルで解析を行うため2次元と比較すると精度は良くなります。
    ② 断面が変化しているような構造物などは3次元でないと解析できません。

    3次元モデル解説図

    ひび割れ指数


     :ひび割れ指数
     :材齢t日におけるコンクリートの引張強度
     :材齢t日におけるコンクリート最大主引張応力度

    温度応力解析の主な変遷事項

    温度ひび割れ指数●温度ひび割れ指数 
    ここで、
     :材齢t日におけるコンクリートの引張強度で、養生温度を考慮して求める。
     :材齢t日における水和熱に起因して生じた部材内の温度応力の最大値

    温度ひび割れ指数=材料試験の引張強度÷発生応力の予測値

    ●材齢t日のコンクリートの引張強度 
     :0.35を標準(コンクリート構造物中の引張強度)

    ひび割れ指数1.0 ひび割れ発生確率50%

    *平成8年制定コンクリート標準示方書[施工編]より

    ●ひび割れ指数 
    ひび割れ指数  :ひび割れ指数
     :材齢t日におけるコンクリートの引張強度
     :材齢t日におけるコンクリート最大主引張応力度(自己収縮含む)

    ●材齢t日のコンクリートの引張強度
     :0.44を標準(コンクリート供試体の引張強度)

    ひび割れ指数1.0 ひび割れ発生確率85%
    ひび割れ指数1.26 ひび割れ発生確率50%

    *平成11年版コンクリート標準示方書[施工編]-耐久性照査型-改定資料
    *2002年制定コンクリート標準示方書[施工編] より

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